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この債券は円を投資し、円で償還されることをめざしており、為替リスクがある程度軽減されています。
その一方で、急激な円高が進行すると為替差損をこうむる可能性が高まります。
外債投資は主に、生命保険会社や損害保険会社などの機関投資家が資産運用する際の手段として用いられてきました。
95年まで続いた円高や、アメリカの金利水準の変動に端を発した債券価格の急落などによって、日本の外債保有額は一時期伸び悩んでいましたが、再び活発化しつつあります。
国内の超低金利政策による資金の運用難と、金融の自由化.グローバル化の進展で、外貨預金同様、外債も注目を浴びるようになってきたからです。
98年4月の外国為替管理法の改正を契機に、今後、外貨建て金融資産がますます一般個人にも浸透するものと予想されます。
国内で円の定期預金や国債を持つことが、一般的であり常識的でした。
いまや円という通貨だけで金融資産を持つことは、決して安全とはいえなくなりました。
たとえば、わずかな利息しかつかない円の定期預金に預けていても、国内の物価上昇に対応することはできないし、最近の円安の進行を考えると、国際的な見地からは円資産が目減りしているということになります。
生活防衛、有利な金融資産の運用、資産の保全などの点からも、外貨建ての金融資産への分散をはかることは大きな意義があるのです。
外貨預金だけでなく、多種多様な外債の購入も分散投資の一環なのです。
次に、外債は長期的に安定した投資であることがあげられます。
外貨預金と外債の違いは後述しますが、外貨預金の期間が通常1年未満なのに対して、外債は、5年、10年、さらに長いものでは30年といった期間のものが発行されています。
郵便局の定額貯金は期間が最長10年ですが、それよりも長いのです。
たとえばクーポン(利子)6%の30年物のアメリカ国債を購入したとすると、30年間にわたり、毎年固定的に6%の利子収入があります。
その意味では長期的に安定した投資といえます。
外債の利回り(金利)は、各国の長期金利に連動しています。
日本の長期金利の指標である10年もの国債の利回りは、98年9月現在で1.5%を切る水準まで低下しているのに対して、アメリカの長期金利の指標である30年ものの国債の利回りは5.5%前後です。
イギリスの20年ものの国債も6.8%です。
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